○三つの「まちづくり」
「まちづくり」は建築や都市計画などの分野でよく使われる用語で、行政などでも良く使われる用語
です。しかしその定義は曖昧で、場面場面で実態が異なるものを同じ用語で語られることがあり注意
が必要です。私の理論では、以下の3通りに整理します。
・ニュータウンなどコミュニティ形成が必要な事例を「まちづくり」
・すでに既存コミュニティがあり、活性化が必要な場合を「まちおこし」や「地域振興」
・限界集落などで外から人材を募らねばならない事例を「地域再生」
○国土計画から市民組織まで段階ごとに取り組みを仕掛ける
「まちづくり」は国際条例から国土計画、都市計画、県政、市制など政策・計画レベルの話と、
クラブ、自治会、組合、協議会など市民レベルの話の大きく2通りがあります。
政策・計画レベルではトップダウンと呼ばれる取り組み方法で、大枠から個別の事例に落とし込みながら体系的に統一感を持たせる流れになります。
対して市民レベルでは個性を取りまとめて一定のグループをまとめるとともに、個性の違いの中で利害の一致を探るボトムアップ型のアプローチとなり、個性を認め多様性を維持することが重要です。
○点・線・面・体で達成目標のレベルを捉える
「点」は取り組む事業の最小単位のものを指します。時には市民個人になり、時には事業者、組合など組織にもなります。そこから同質グループを「線」として取りまとめます。こちらがボトムアップのアプローチとなります。
「線」は同質グループなので事業として取り組む内容は同質グループで異なる利害を調整する「体」の局面になる場合が多くなります。そうした利害調整はより大きな政策によって実現するべきビジョン(計画)があるはずです。こうしたビジョンを「体」とし、取り組む事業である「面」の定義づけを行い「線」との整合性を取っていきます。これがトップダウンアプローチとなります。
トップダウンとボトムアップはこの「線」と「面」で不都合が多く政策が市民の動きとかい離することが多くなっていることが今日的課題です。
○軸を見失わない提案と助言
政策レベルと市民レベルがかい離しないように、4層に分けてアプローチし、それぞれの層に必要な提案や事業実施、実施する主体の構築などを同時に仕掛けることで、軸を見失わない市民自治によるまちづくりを薦めます。特にみどり資源である公園、里山、農、自然地を扱った理論を中心に据えています。
詳しい取り組み例や理論の詳細は随時コンテンツを充実させて紹介いたします。
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